『決済ルール』の基本的な考え方。利益確定ルールと損切りルール。

FX

今回は『決済ルール』の作り方について解説します。

【手法作りの3ステップ】

  1. 『エントリールール』を作る
  2. 『利益確定ルール』を作る
  3. 『損切りルール』を作る

手法を作るためには、『エントリールール』と『利益確定ルール』、そして『損切りルール』の3つの取引ルールを作る必要があります。

このページでは、『利益確定ルール』と『損切りルール』を細かく分けて考えるのではなく大まかに『決済ルール』として2つあわせて解説していきたいと思います。

『決済ルール』を構成するルール

決済ルールは、『損切りルール』と『利益確定ルール』の2つのルールで構成されるのが基本です。

少し慣れてくると利益を伸ばしていくために『途中決済ルール』を作っていくことになります。

僕はこの3つのルールを合わせたものを決済ルールだと考えています。

さらに上級編として 『分割決済』などのテクニックもあるのですが、これは検証がしっかりできるようになってからでないと難しいので今は省きます。

『損切りルール』と『利益確定ルール』が何かという解説はさすがに必要ないと思いますので、ここからは、具体的な決済ルール決め方を解説していきます。

【超基本】損切りルール

まず大原則としてお伝えします。

損切りはとにかく直近の底値でも10pipsなどの決め打ちでも構いませんのでストップ(逆指値)をエントリーの時に必ず設定して機械的に行いましょう。

また絶対に損を大きくする方向へ動かしてはいけません。ナンピンもするべきではありません。

より小さな損切りを目指す途中決済に関してはまた途中決済の応用編としてページを作りたいと思います。

損切りの基本はストップ(逆指値)をエントリーの時に設定することです。

【基本】オススメは『ストップ』と『リミット』

僕が一番初めにルールを作る段階でおすすめしたい方法があります。

それは『損切り』も『利益確定』もストップとリミットをエントリー時に設定して、そのどちらかに引っかかるまでは見守る、というスタイルです。

「損切りはなるべく小さく」、「利益確定はなるべく大きく」を目指したいところではありますが、はじめからそれをやると手法がグチャグチャになってしまいます。

ストップとリミットを設定して機械的に決済を行うと記録も取りやすいですし、『ルールを磨く』段階になってからが楽です。

手法に損小利大などコンセプトがあれば、ストップ:10(以下、S:10) リミット:20(以下、L:20)やS:10 L:30などでもいいと思います。

また実験的に試すのであれば S:15 L:15や S:30 L:30などでまず勝率を見てみるのもいいと思います。

そして検証をするときに、より具体的な検証ができるように取引画面を保存しておき、利益が伸ばせたトレードがどれくらいあったのか、損失を抑えることができたトレードがどれくらいあったのかを後から分析できるようにすると改善がしやすくなります。

ポイントは、何があろうとどちらかに引っかかるまで見守るということです。

そしてその動きを30トレードくらい見守っているとその中に確かな値動きのクセがあることに気が付きます。

そのクセの一番大きいものから順番に改善していきます。

ここで難しいのが、明らかなクセを改善するのは大丈夫ですが、その30トレードくらいをした期間の細かいクセまで改善してしまうと、その期間の相場状況では優れたトレード結果を出すことができますが、相場状況に変化が起こると途端に全く勝てなくなってしまいます。

検証で改善すべきは一番目立つ明らかなクセです。

そのクセを見つけるためにも、初めはS:15 L:15やS:15 L:30などのシンプルなニュートラルな結果を知ることが大切になります。

【応用】試してみてほしいインディケーターによる利益確定

『損切り』に関してはストップ(逆指値)を設定してそのストップは絶対に動かさない、という原則はまず徹底すべきだと思います。

ただ利益確定に関してはできれば決め打ちするよりも利益を伸ばすことを考えたいです。

しかし利益を伸ばす作業を感覚に頼って行うと利益確定がブレブレになり結果として利益を伸ばそうとのに利益を小さくしてしまう結果になりがちです。

そしてそのような結果を受け入れることができないと、決済してからまだ利益が伸びそうだとルール外の不要なエントリーをしたり余計なトレードが増えて結果として大損につながります。

ではどうやって利益を伸ばしたらいいのか。

この点に関して、利益は伸ばせるものではなく、勝手に伸びていくものである、という原則を身をもって体験するのがいいと思います。

いつ伸びるのかはわかりませんが、やっていればそのうち信じられないくらい利益が伸びていくトレードがあります。

そしてそのトレードはたいてい予想することは難しく、案外全然勝てそうもないと思っていたトレードがそんな信じられないくらい伸びていくトレードになったりします。

具体的なインディケーターを使った利益の伸ばし方を解説します。

例えば1分チャートでエントリーしたとします。そしたら5チャートや15分チャートのMACDやボリンジャーバンドを使うんです。

買いポジションを持っているとして5分チャートのMACDを見ます。そして5分チャートのMACDがクロスを利益確定のサインとします。あるいは15分チャートのMACDをサインとすればかなり引っ張ることができます。

チャート画面を増やしたくなければ、1分チャートのMACDのパラメーターを通常の数値の5倍とか10倍にして利益確定に利用する方法もあります。

上位足のインディケーターを使うとこれでもかと利益を引っ張ることができます。勝率は悪くなりますが、低い勝率でも利益を叩き出せる手法を作り出すことが可能です。

なにより利益を引っ張る感覚を覚えることと、FXってどんなに連敗していても最後は結局帳尻が合うようになっているという感覚を理解することができます。

そうすれば後は少しスクリーニングしていくだけで利益が出るようになっていきます。

あとは、ころころ方法を変えずにやはりどんなに少なくとも20~30トレードは全く同じルールを徹底して繰り返すことが重要です。検証中に方法を変えては何にも理解することはできません。

繰り返しますがインディケーターを使った利益確定で大切なことは、勝率は悪くなるが一定の割合で利益を引っ張れる相場が来るという感覚を体感することです。

こういった感覚を体感しているとだんだんと相場がどういうものなのかという感覚が染みついてきます。そうすると相場の本質が見えてきます。

なのでぜひインディケーターを使った利益確定を試してみてほしいと思います。

やってみたいけど面倒だなという方はストップ10 リミット100くらいでほったらかしのトレードしてみるといいと思います。

不思議と帳尻はあってくるものです。

途中決済ルール

最後に途中決済ルールについて解説します。

途中決済ルールとは、損切りの条件にも利益確定にも当てはまってはいないけど、寝る時間になってしまったときや、相場に変化が生じて途中で決済したいときにどうするのかを定めたルールです。

裁量トレードを採用しているトレーダーにとっては特に重要な話です。 裁量トレードでは明確に途中決済についてルール化するべきです。

裁量トレーダーだと、損切りは決めてあるけど利益確定がなんとなく決済になっているとか、損切りと利益確定は決めてあるけど、結局なんとなく途中決済しているというトレーダーは意外と多い印象があります。

曖昧にしているところを見つけてちゃんとルール化していきましょう。

『途中決済ルール』には『積極的な途中決済』と『消極的な途中決済』があります。

積極的な途中決済とは、利益をより多く残すために途中で決済するノウハウをルール化したものです。裁量トレードの利益の最大化を目指す途中決済はここに該当します。

これはけっこう高度な応用になりますのでここでの解説は差し控えます。

消極的な途中決済とは、自分の寝る時間や、注目度の高い指標時間にあわせてしょうがなく途中で決済するルールを定めたものです。機械的な決済です。

なのでそれほど『消極的な途中決済!』と大袈裟なネーミングをしなくてもいいのです。

ただそういったことも明確にルール化して自分の中で折り合いをつけておかないと、例えば決済した後に大きく動いたりしたて、『しまった、決済しなければ利益とれたじゃん!』と平常心を乱されることになります。

そして次に同じ状況になったときに今度は決済しないでいて、その時は損失が出て、そういったことを繰り返しているうちに受け入れることが難しい損失を出してしまい、最悪の大損へとつながることになります。

些細なことでもルール化して折り合いをつけておくことが平常心を保つ秘訣です。

僕のオススメは時間決済です。

僕は23時になったら23:00の始値で決済することを決めています。

寝る時間だということと、寝るまでに一日のトレードの振り返りをしたいので眠くなる前のこの時間にしています。

いろいろな考え方があると思いますが、僕はトレーダーこそ規則正しい生活をするべきだと思っています。

そのせいで被る機会損失よりも終わりがないトレーディングによるストレスやルール破りの危険性の方が大きいと思っています。

途中決済は意外と奥が深い部分があるのでまた解説ページを作りたいと思います。

まとめ

今回は決済ルールについて解説しました。

主には損切りルールと利益確定ルールについてでしたが、少し具体的な部分に踏み込んだつもりです。

稼ぐためには、『手法を作る』 ⇒ 『手法を磨く』の2つのステップが必要でした。

だから初めの手法作りで重要なことは磨きやすい手法を作ることです。検証しやすく改善しやすいルールにしておくべきです。

なんでこんなに回りくどいのかと思われるかたもいると思いますが、トレードで一番恐ろしいのは平常心を乱されることです。

また人間の感覚は必ず時間と共にブレていきます。

だからここでお伝えしているルール作りの方法は、1年2年稼ぐための方法ではなく、5年10年稼ぎ続けるための方法です。

面倒だと感じる部分は正直あると思います。僕自身も記録管理やルール管理は大変ですしもっと近道があるような気はしています。

しかしいろいろやってみた結果何度も何度も大損してこういう方法でしかルールを守れない弱いトレーダーがこのブログの管理人だったということです。

エントリールールを作って、決済ルールも決めたら、一応手法は完成です。

あとはその手法を磨いていくだけです。

がんばりましょう!

急がば回れです!